姉を裏切った日

何から書いたらいいんだろうな。

姉を手伝っている時、私は確かに楽しかったんだ。

色々なことを手伝った。

HPを作ったり、名刺を作ったり、姉の仲間達のチャットスペースを作ったり、動画の素材の絵を描いたり、エフェクト箇所を作ってあげたり。

私はこのまま裏方で手伝ってもいいと思っていたんだけど、姉が、離婚して、下の娘2人を連れて沖縄に帰ろうかな、と言い出した時に急に不安になったんだ。

父の介護をしようかな、と言いながら、姉の目的は別にあるのは明白だった。沖縄には姉が先生と呼ぶ、教祖様がいるからなのだ。

東京に建てた一軒家を売って、沖縄に戻り、ゆくゆくは実家を売ってアメリカに移住したい。そんなことを言い出した。

姉の教祖様によると、日本はいづれ中国に占領されてウイグル化して日本人は虐げられるので、アメリカに移住するべきなんだそうだ。

そんなことをいう姉が急に恐ろしくなり、私は母と弟に姉のことを相談することにした。全部話した。姉曰く宗教ではないとのことだが、正しい教えとやらにのめり込んでいるということを。

母は烈火のごとく怒り、宗教目的なら、うちの敷居は跨がせないとおかんむりである。姉はいつも帰省の費用を母に出させていたから、二度と旅費は出さないと母は怒っている。そして、心配している。

私のしたことは正しかったのか、本当にわからないんだ。

私は昔から姉が好きで、そしてそれゆえに振り回されて生きてきた。姉と何かを作るのはとても楽しいのだけど、姉は大学を卒業して結婚して、ずっと専業主婦で生きてきて、離婚して生きていくには実家に頼るしかないと思うが、その実家を売りたいという。英語も喋れず、アメリカでどう生計を立てるというのだろう。

それにしても私は秘密事ができない。不倫した友人が私にだけに相談してきた時も、重さに耐えられず、他の友人に話してしまった。なので、くれぐれも秘密の相談事など私にしないでおくれ。

しばらくはきっと気が晴れない。

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