愛されたくて散財するということ
ホストに一晩で何百万も使う女性を取り上げた番組を見たことがある。そういうことができるくらいお金がある女性はたいてい風俗嬢なんだと思うんだけど、その番組で出てきた女性は社長令嬢ってやつだった。自分は無職だけど、父親も若い女とよろしくやってるから、私も親の金で好きにやるんだと語っていた。
彼女なりの復讐なんだろうと思った。
うまく、言葉にはできないけれど。
実家に寄生しながら生きているけれど
私は働いてはいるけど、実家に寄生してるニートと変わらない。私は実家住まいだけど、両親に生活費を渡していない。
昔は渡していたんだ。月3万円。それくらい安いものだと思っていたけれど、同じく実家住まいの弟が一銭も渡していなかったことにバカバカしくなって、いろいろ理由をつけてお金を渡さなくなった。
兄弟格差はそれだけじゃなく、弟の部屋が私の部屋の4倍広いとか、私は皿を洗うけど洗い方に文句つけられるのに、弟は洗いさえしなくても何も言われないとか、女だから、弟が家を継ぐからいつかは出て行かなきゃいけないだろうこととか、将来を考えると早く、早く、この家を出なきゃって思うんだ。
だけど、勇気が出ないのは、一度、東京に出て統合失調症になって強制的に実家に戻された過去があるからだ。
出ていけないのはお金のせいじゃない
私の銀行口座には150万円が入ってる。母がいざという時に大事に使いなさいとくれたお金だ。私はふと漫画家の西原理恵子がDV父に隠れては母がひそかに必死で貯めてくれた100万円だけで東京に飛び出して行った話を思い出す。
私は、お金があっても飛び出していけないんだ。もう、若くないから、150万くらいなんて生活すればすぐに消えてしまうからと何もできないんだ。
籠の中に慣れた鳥が扉を開けても飛び立っていけないように、飛び出す勇気がないんだ。
家族の愚痴を言うとyosikiさんが同居人なんてペットかなんかだと思えば腹も立たないんじゃない?って言う。たしかに、糞の処理をしなくていいだけでもいいペットなのかもしれないが。
飼ってやろうか?あなたを。
この家を出て、男でも飼おうか。
母が稼いだお金で飼ってやろうか。
飽きてしまったり、お金が尽きたときには、死ぬまで面倒みなくていい分、犬や猫よりマシかもしれない。
ああ、でも、きっと、ダメ人間になってしまうよね。
こんな話があるよ。貧しい漁村があって、漁師たちは貧乏なりに毎日働いていたのというのに、哀れに思った人たちに援助金をもらえるように配慮されたとたん、働かなくなって、パチンコ三昧。ダメ人間になってしまいましたとさ。
落ち着かないから掃除をした
今日は、仕事を休んで部屋の掃除をした。
部屋は綺麗になったけど、私の気は晴れなくて、背中に羽はなくてもこの両足で歩いていけると思うのに、飛び立っていけない私が悲しくて、何者にもなれなくても、生きていけると言い聞かし、平凡を愛そうと目を瞑る。
そして、カルトを信じてた人の本を読んで、私はまだマシだって安堵する。
面白かったので、おススメ。
それではまた。
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