絵を描く行為の何が好きだったのかを思い出す

絵を指南するYoutuberが、こんなことを言っていた。

絵は練習しないで、本番用の絵を描き始めろ、と。いつまでもいつまでも練習してるんじゃない!と。

正しいんだろうと思う。たとえ発表の場がTwitterやブログだとしても、人の目に触れる場所に投稿する以上、本番用の絵を描くべきで、ラクガキなんて載せてちゃダメだと。

でも、なんだかそれだと投稿の敷居が高すぎて、絵を描くのが億劫になり、ああでもない、こうでもないと頭の中をぐるぐるしはじめ、何も考えたくなくて、3Dモデルをトレースしただけの絵を描いていた。

ぶっちゃけ、トレース(写し描き)はまったく絵がうまくならない無意味な行為である。だけど、その行為で、多少の幸福感を得ていた。

そして、絵を描く行為の何が好きだったのかを思い出した。

好きだった工程。線入れ、ベタ塗り、トーン貼り。

デジタルに移行してから一瞬で終わってしまうため、長い時間楽しむことはできなくなったそれらの行為は、その間、なんにも考えることが必要なくて、無心になれてよかった。そうだ。脳みそを使う行為から解放されるから好きだったのだ。

だからといって、アナログに戻ろうとは思わない。時間がかかるし、かけたところで、仕上がりがよくなるわけでもない。だから、戻ることはないのだけど、現時点で、私は絵を描くことが好きかと自分に問いかけてみた。

答えは、出せなかった。そんなに好きではない可能性もある。

ここのところは、Vroidで作った3DキャラをBlenderで変換したのち、Clip staudioに読み込むということをしていた。※服はBOOTHで買ったものです。

まだ、改善の余地はあるが、イチから描くよりだいぶ早いうえに、私の画力ではここまで描けるかといえば、無理だな、と思う。認めざるをえまい。私は絵がうまくない。うまくはないんだ。

それを踏まえて、私は絵を描くことが、漫画を作ることが、本当に好きだろうかと自分に問いかける。

デジタルで描く以上、無心にもなれず、年齢も40を超えてこのレベルでは褒められることもなく、仕事でも趣味でもパソコン作業をしていては肩がやられて痛み出す。それでも描くことが好きかと。

そんなん知らん。わからん。

ただ、夫に「統合失調症で体重も90キロを超えていて、とても長生きできるとは思えない。あと10年で死んじゃうと思って、好きなことをしなよ」と言われたときに、

そうか。じゃあ、漫画を描こう。・・・純粋に、単純に、そう思ったんだ。

本当は絵を描くことなんて、さほど好きではないかもしれん。

だけど、ほかに何もないんだ。

空っぽなんだ。

もう長いこと、絵を描くことが好きなんだと思い込んで生きてきたから、他になんにもない。

思いつかない。なんてことだ。本当は好きじゃないかもしれないのに。

だけど、こうも思う。

今は、コミPoのように、絵が描けなくても漫画が作れるツールもあるわけだし、Vroidで作ったオリジナルの3DアバターをClip staudioに読み込むことも面倒ではあるものの、可能なわけで、絵を描けなくても漫画を作る人は出てくると思うし、それが普通になる未来も来るかもしれない。

そうなれば、未来がちょっと楽しみだなあって思う。あがいてみようか。

んでもって。そんなこんなで、今日は41歳になりました。んじゃまた!

コメント

タイトルとURLをコピーしました