忘れたくないもの。
隠しきれない煙草の匂い。
ゴツゴツした手の皮膚の硬さや、
お腹の柔らかな肌触り。
覆いかぶさってきたときの重さや、熱さ、リズム、息遣い。
五感で感じたあなたの全て。
でもいづれ忘れてしまうんだろう。
寂しいけど、永遠などなくて、記憶は絶対じゃないから。
あなたは、好きだと言えば逃げていくズルい人だから、
終わりはとっくに見えていて。
ズルズルズルズル。
どうしようもない。
きっと、さよならを言うこともなく、終わる日が来るんだろう。
『ダイエット頑張ってるんだね。
痩せて綺麗になれば、
俺なんかに連絡してくることも
なくなるはずね。』
なんだその言い草。。。
優しい目をして、
優しい口調で、
残酷なことをいう。
タイバニに出てた、「バツイチ子持ちの落とし方」って本欲しくなるわ。
あー、でも、やっぱ要らない。
こういう男に執着してもろくなことはないんだわ。
20代を無駄にして、30も後半になってまだ、この期に及んでまたこういう恋をする。
んー。恋なのかな。
もはや分からない。
肉欲なのか、寂しさなのか。
気が狂うような恋など、もうしたくはなくて、
ただ穏やかに手を繋いで歩いていきたいだけなんだけど、
私には難しいのかなぁ。
あー。生理痛が辛い。あーあ。
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